- マスクしたままでも、Face IDでiPhoneをロック解除したい
- 「マスク着用Face ID」の設定方法を知りたい
- 「マスク着用Face ID」が使えないんだけど、どうすれば…
解決可能な悩み
コロナウィルスにより、マスク着用が当たり前になった昨今。
コロナが少し落ち着いてきたとはいえ、まだまだマスク着用の必要はありそうですし、いつ外せるようになるかも分かりませんよね。
そんな中、やはり不便に感じていたのは、iPhoneの「Face ID(顔認証)を利用したロック解除」ができないこと。
Apple Watchを持っていれば可能なものの、持っていなかったり、持っていても他の時計を着用できなかったりと、不便な点も多かったと思います。
ですが、今回Appleのアップデートによって、マスク着用していてもFace ID(顔認証)でロック解除ができるようになりました。
本記事をご覧いただくと、マスク着用Face IDの使い方や、使用できない時に確認すべきことを理解していただけると思います。
- 1.マスクをしたままでも、Face IDでロック解除する方法
- 2.「マスク着用Face ID」が使えない時の対処法
- 3.まとめ
本記事の内容
本記事は、じっくり読んでも3分程度で読めるように解説しております。
短い時間で、できるだけ分かりやすく解説していきますので、この情報が少しでも参考になれば幸いです。
マスクをしたままでも、Face IDでロック解除する方法

今までは、マスクをした状態でFace ID(顔認証)を使って、iPhoneのロック解除する場合はApple Watchが必要でした。
Apple Watchを利用する方法
・iPhone X以降のモデル(iOS:14.5以降)
・Apple Watch series3以降のモデル(watch OS7.4以降)
Apple Watchで、マスクをしたままFace IDでロック解除する方法が知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
ただし、この方法は少しデメリットもありました。
Apple Watchが必要であること
Apple Watchが無いと、この機能は使えないので、Apple Watchを購入しなくてはいけなかったり、他の時計をつけることができなかった…
「近くにいる、マスクを着用した他人」も解除できてしまう
当時は、マスクをした状態の顔認証が正確ではなかった為、Apple WatchとiPhoneの距離が近ければ、マスクをした他人でも解除できてしまった…
iPhone本体のロック解除しかできない
Apple Payでの支払いや、アプリのロック解除には対応しておらず、結局マスクをずらして認証しなければいけなかった…
このように、この機能が使えるようになった当初は、かなり嬉しい機能ではあった反面、デメリットもありました。
ですが、今回iOS 15.4にアップデートすることによって、これらのデメリットが全て解消され非常に快適に使えるようになりました。
iOS15.4の新機能

Apple Watchが無くても、iPhoneのみで「マスクをつけたままでも、Face IDでロック解除が可能」に!
・iPhone12以降のモデル
・iOS15.4
ソフトウェアアップデートをしただけでは、「マスク着用Face ID」は使えません。
Face IDの設定が必要なので、まだ設定していない方や、できない方は参考にしてみてください。
「マスク着用Face ID」の設定方法
まずは、最新のiOS(15.4)にアップデート。
①設定から「Face IDとパスコード」をタップして、パスワードを入力
②「マスク着用時Face ID」をオンに
③「マスク着用時にFace IDを使用する」をタップして、画面の指示に従い自分の顔を登録
これで設定は完了です。
メガネ着用時のFace IDも登録可能

Face IDの設定画面から、「メガネを追加」をタップすることで、メガネ姿のFace IDも登録することができます。
普段からメガネを着用する人でも、ここから登録しておけば「マスク着用Face ID」を使うことができます。
「マスク着用Face ID」のメリット
今回、iOS 15.4で追加された「マスク着用Face ID」のメリットは、Apple Watchが必要ないことはもちろんのこと、一番嬉しいのは、全てのFace IDに対応したという点です。
Apple Payの支払いにも対応!

今までのApple Watchを利用したFace IDのロック解除では、iPhone本体のロックしか解除できませんでした。
少し不便だったのは、Apple Payでの支払いや、銀行アプリなど、特定のアプリでのFace IDには対応していなかった点。
iPhone本体のロック解除はできても、その後のApple Payの支払い時にはマスクをずらしたり、パスワードを入力しなくてはいけないという煩わしさがありました。
ですが、iOS 15.4の新機能により、Apple Payや、特定のアプリのロック解除もできるようになり非常に快適になりました。
セキュリティは低下する?
マスクをした他人が、Face IDでロック解除できる確率は、従来のマスクなしのFace IDと同じで、100万分の1と言われているので、セキュリティは低下しないといえます。
なぜ従来のFace IDと同じ安全性なのか?
顔認証はiPhone Xから使用できますが、それはiPhoneX以降に搭載されている「True Depthカメラ」を活用することで可能になっています。
その後、発売されたiPhone12以降のモデルの「True Depthカメラ」は精度が上がっていて、マスクをしていても従来の100万分の1の安全性を保てているということのようです。
なので、現在iPhone12以降のモデルしか「マスク着用Face ID」は対応していません。
「マスク着用Face ID」対応機種

iPhone12以降のモデルを持っていない場合は、iPhone12以降のモデルを購入するか、Apple Watch series3以降のモデルを購入する必要があります。
iPhone12以降のモデルを購入
Apple Watch series3以降のモデルを購入
「マスク着用Face ID」が使えない時の対処法

「マスク着用Face ID」が使えないんだけど…どうすればいい?という時に確認すべきことをまとめましたので、うまくいかない方は参考にしてみてください。
設定画面で確認
設定画面から、以下の項目を確認してみてください。
「マスク着用Face ID」の対応機種は、iPhone12以降の機種になるので、使っている機種が何なのか「機種名」の欄を今一度確認しましょう。
✔︎ iOSの確認
ソフトウェアアップデートをしていても、何らかの原因でiOSアップデートが反映されていないかもしれませんので、設定画面から、iOSが15.4以降になっているかを確認しましょう。
①設定の「一般」をタップして、「情報」をタップ
②システムバージョンが「15.4」以降、機種名が「iPhone12」以降か確認
Face IDの設定を確認

Apple Payや、特定のアプリでFace IDが使えないといった場合は、こちらの設定画面を確認して、使用したい項目やアプリのスイッチが「オン」になっているか確認してください。
iPhoneの再起動
不具合の多くは、iPhoneを再起動することで治ります。
ですので、電源ボタンと音量ボタンを長押しして、iPhoneを再起動してみてください。
Face IDの再登録

「Face IDとパスコード」画面から、「Face IDをリセット」をタップして、Face IDの再登録を行ってみましょう。
まとめ

コロナ禍で、マスクがまだまだ外せない昨今に、今回iOS 15.4で追加された「マスク着用Face ID」は非常に快適で便利です。
指紋認証も便利ですが、Face ID(顔認証)は指紋認証と比べて約20倍も安全性が高いと言われています。
Face IDや、新機能の「マスク着用Face ID」をまだ使っていないのであれば、一度設定して使ってみてください。
快適になること間違いなしですよ。